ヨルダン国営通信ペトラ3日の報道によると、「安全要因」でアブドラ国王の異母弟のハムザ前皇太子と、王室の元高官ら20人が軟禁あるいは逮捕された。
ハムザ氏は自らから動画で、軟禁されていると公開した。また、ヨルダン軍から外界との通信を断ち切ると通告され、これが彼の最後のビデオメッセージかもしれないことも打ち明けた。同氏は動画でヨルダン国王に対する不利な行動を否定した。
一方で、軍は同日ハムザ氏を逮捕したことを否定し、国家の安全及び安定に危害を及ぼす行為を停止するよう求めたと声明を出した。
米国務院のスポークスパーソンであるエドワード・プライス氏は同日、「我々は慎重にヨルダン当局の情報を確認し、同国高官との連絡を維持する。アブドラ国王は米国の『主要なパートナー』であり、米国は全力的に彼をサポートする」と話した。
(翻訳・北条)