新華社通信26日の報道によると、習近平国家主席が24日に福建省に行く際、武装警察第2機動総隊を視察した。習氏は戦争への準備に向けての訓練を総合的に強化するよう求めた。
中国共産党の軍事機関紙『解放軍報』27日の報道によると、中国共産党軍は習氏の指示を極めて重要なものと考えている。現在、陸海空軍は上からの指示があれば、直ちに戦争状態に入れるように軍事訓練を強化している。
時事評論家の孫大駱氏は華僑誌『北京之春』に掲載された記事の中で、習氏が武装警察第2機動総隊を視察した意図を分析している。
「中国共産党による台湾の侵略計画では30万人の軍隊を台湾に上陸させ、台湾軍の大部分を消滅した後撤退させる。そして、武装警察機動隊は都市で暴力的な管制を実施する。したがって、侵略に向けた充分な準備をする事が、習氏が福建省を視察する真の理由であり、台湾海峡での戦いは危機一髪な状態に置かれている」と孫氏は考えている。
(翻訳・徳永木里子)