ミャンマー国軍は27日に国軍記念日を祝い、軍政府はテレビ局を通して「頭部及び背中が撃たれる危険がある」と抗議者に警告した。当日、ミャンマー国軍による抗議者への鎮圧で114人が死亡した。
ロイター社は現地のメディアの報道を引用し、27日にミャンマー多くの地区で発生した流血事件を報じた。そのうち、ヤンゴンで少なくとも27人が死亡し、ある1歳児の目がゴム弾に的中された。マンダレーでは少なくとも40人が死亡し、そのうちの一人は13歳の女の子だった。他に5歳の男の子もけがを負った。ミャンマー中部のサガインで、13歳の子ども1人が死亡したという。
アメリカ、イギリス、フランスなどの国と欧州連合(EU)はそれぞれ声明で「武器を持たない市民」を虐殺する残虐な行為を非難した。ミャンマー駐在のトーマス・ラズロ・ヴァイダ米大使は「昨日の残虐な鎮圧は人々を驚かせた」と語った。EUの代表団は声明で、「第76回目のミャンマー国軍記念日は永遠に恐怖と恥の日として記録され、武器を持たない市民や子どもを虐殺する行為は許されない」と述べた。
ミャンマーを拠点とする通信社「ミャンマーナウ」は「抗議者は国軍記念日にヤンゴン及びマンダレーなどの都市に集結し、抗議を示し続けた。国軍は鎮圧を続け、全国各地で114人を殺した」と報じた。
報道によれば、今日までの死亡者を累計すると、殺害された市民は440人を超えている。
(翻訳・北条)