米疾病予防管理センター(CDC)の所長を務めたロバート・レッドフィールド氏とトランプ前大統領(パブリック・ドメイン)

 米ブルームバーグの26日の報道によると、 トランプ政権下で米疾病予防管理センター(CDC)の所長を務めたロバート・レッドフィールド氏は最近のCNNのインタビューで、中共ウイルスは中国湖北省武漢の研究所で始まり、早ければ2019年9月にも感染が広がり始めていたとの見解を示しました。

 レッドフィールド氏は動物からヒトへの感染、あるいは生きた野生動物を扱っていた市場から広がったとする見方を含む他の説よりも、”研究所からの流出”の方が、現実味があるとの考えを明らかにしました。

 また、「意図的に行われたと示唆しているわけでも、目的を持ってウイルスを放出したとして中国を非難しているわけでもない」と強調しました。

以下はCNNでのインタビューを一部抜粋して訳したものです:

 CDC前所長「私は、武漢ウイルスは実験室で始まった可能性が高いと思う。そこ(実験室)から流出した。一部の人は同意しないが構わない、科学者は最終的に答えを見つけると思う。このようなウイルス実験が武漢で行われていたことは珍しいことではない。皆が知っている通り、この都市には中国のウイルス研究が集中している。武漢ウイルス研究所もこの都市にある。同所でコウモリ起源のコロナウイルスについて様々な実験が行われてきた」

 インタビュアー「我々の対話はとても意義があると思う。あなたはCDCの元所長でパンデミックが始まったときの所長だった」

 CDC前所長は初めて公の場で今回のパンデミックについて、我々の知っている数カ月前にすでに感染が始まったと明言し、同ウイルスは海鮮市場からではなく、中国のある実験室から出たものだと指摘した。

 CDC前所長「私の個人的な考えだが、私はウイルス専門家で、生涯をかけてウイルスを研究してきた。私はこのウイルスが偶発的にヒトへ伝染したというのを信じていない。ウイルスがヒトへ伝染した瞬間から、『ヒトからヒトへ』、人類が知っている最も感染力の強いウイルスの一種となった。通常、病原体が『動物からヒトへ』伝染する場合、ウイルスが『ヒトからヒトへ』、より効率的に伝染するようになるまでしばらく時間がかかる。なので、私は(自然起源説が)生物学の観点から成り立たないと思う」

 インタビュアー「つまり、研究室では効率化のプロセスが起きていたと考えているのですね?」

 CDC前所長「例えば、私が一個のコロナウイルスを保有し、それについて実験を行おうとしているとしよう。私たち研究者のほとんどは、それをよりよく増殖させようとする。それについて実験し、解明できるように、 どんどんよりよく増殖させようとする。それが、私がこの考えをまとめるのに至った経緯だ 」

(新時代Newsより転載)