アリゾナ州ユマ付近の新しい国境の壁(Public Domain via Wikipedia)

 米メディアPoliticoの23日報道によると、米連邦議会の会計検査院(GAO)は今週、バイデン氏が就任初日に、米南部国境の壁の建設を中止した件に対し、違憲の有無について調査を行っていると明らかにしました。 

 同報道によると、共和党の上院議員らは先週、GAOに法的意見を述べるよう求めたことに続き、23日、 70人以上の下院共和党議員がまたGAOに意見を求めました。通常、議員が要求するたびに GAO は情報を提供します。憲法の規定によれば、連邦資金は連邦議会によって管理されるため、バイデン氏が大統領の行政命令で、議会が承認した予算を凍結することは違憲の可能性があるようです。 

 これについて、上院の共和党政策委員会の議長であるロイ・ブラント上院議員が Politico のインタビューで語ったように、バイデン氏は上院議員として30年以上勤めていたため、よく知っているはずです。 ブラント議員は「彼は長い間議会にいた」 「彼は、お金がどのように使われるかを承認するのが”議会の仕事”であり、それを効率的に使うのが”大統領の仕事”であることを知っている」 と語りました。

 しかし、バイデン氏は彼の行政命令の中で、国境の壁の建設は金の無駄遣いだと、「連邦政府が南部国境の壁に割り当てた、または再度割り当てたすべての資源について、再審査する必要がある」と明言しました。 

(新時代Newsより転載)