イメージ:takegraph / PIXTA(ピクスタ)

 菅義偉首相は21日、複雑化する国際関係の中で、自国の実力で安全と平和を保障するのは難しいとして、4月上旬に訪米し、日米同盟の更なる強化を図ると述べた。

 中央通訊社(CNA、中央社)によると、菅首相は21日に行われた防衛大学校の卒業式に出席した。防衛大学校は主に自衛隊の幹部を育成している。

 菅首相は卒業式で、「30年前にソ連が解体したことで、当時の安全保障環境に大きな変化をもたらし、30年後の今日、国際社会は未曾有の脅威にさらされ、日本の自衛隊にも新たな任務が与えられた」と述べた。

 菅首相は、ますます複雑化する安全保障環境の中で、どの国も自国の安全と平和を単独で保証することはできず、「同盟国や友好国との協力が欠かせない」と述べた。

 また、今年4月上旬の訪米を機に、バイデン氏との個人的な友情を深め、日米同盟を更に強化するつもりだと明かした。

(翻訳・藍彧)