アイスランドの首都レイキャビクから約40キロ離れたレイキヤネス半島にある800年間眠っていた火山が、現地時間の3月19日午後9時40分に噴火した。
アイスランド気象局(IMO)の公式サイトによると、レイキヤネス半島にあるファグラダルスフィヤル火山の噴火の第一報は19日午後9時40分に届き、大きな爆発音がし、長さ約500~700メートルにわたって亀裂し、大量の燃えるような赤い溶岩が流れ出したという。4時間後、流れ出した溶岩は約1kmの範囲を覆っていたが、噴火による人的被害はなかった。
レイキヤネス半島で最後に噴火したのは1240年で、今から約800年前のことであった。2月24日に同地区でマグニチュード5.7の地震が発生し、その後も余震が続き、過去3週間で4万回以上の地震が発生した。
アイスランドはヨーロッパ最大の、最も活発な火山地帯で、32の活火山がある。アイスランドでは、平均して5年に1回の割合で火山噴火が発生しており、最近では2014年から2015年にかけて、アイスランド東部の無人地帯で噴火が発生した。
アイスランド、ファグラダルスフィヤル ( Fagradalsfjall ) 火山、噴火。 https://t.co/GGTYSiEY6Q
— クラーク・ケイ (@suropachinyan) March 20, 2021
アイスランド南西部レイキャネス半島Fagradalsfjallの割れ目噴火主火口スパター丘北東側隣接のスパター丘に見られる火山ガスが燃焼していると推測される火炎現象。アイスランド国営放送(RÚV)のライブカメラ映像より3月22日9時00分JSTの動画キャプチャ pic.twitter.com/JikJ9v5FPp
— 塩井宏幸 (@HiroyukiShioi) March 22, 2021
(翻訳・藍彧)