3月13日に北京市延慶区海陀山地区の空に日暈(ひがさ)現象が現れた。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国複数のメディアによると、広範な曇りが数日続いた後、13日に北京市延慶区海陀山地区の空に日暈(ひがさ)現象が現れた。同日の正午、色鮮やかな光輪が太陽を囲んだ。

 中国の民間に「日暈が現れれば当日夜零時頃に雨が降り、月暈が現れれば翌日正午に風が吹く(注)」ということわざがある。日暈とは太陽の周りに光の輪ができている様子を指している。

 今年の北京では、日暈現象が頻繁に発生していた。1月10日午後、北京市海淀区西部の空に日暈が現れ、2月10日に北京西三環住宅区にも同じ現象が見られた。

 これに対し、稀な大雨あるいは水害が現れるという人もいれば、地震の前兆という人もいる。天候が大きく変わるという人もいる。

 古代中国の天・人を対立するものとせず、本来それは一体のものであるとする思想「天人合一」によると、天の異常現象は人類社会の大きな変動を予兆するものと考えられていた。『宋史』によると、日暈は戦争や自然災害を予兆することが多いとされている。最近の異常現象は、中国に起こるどんな変化を予兆しているだろうか。

注:原文:日暈三夜雨、月暈正午風

(翻訳・北条)