3月11日午後、「東日本大震災10周年追悼感恩会」が日本台湾交流協会台北事務所で行われた。(日本台湾交流協会のFacebookより)

 自由時報の報道によると、「東日本大震災10周年追悼感恩会」が日本台湾交流協会台北事務所で行われ、3月11日午後日本時間2時46分より開始し、1分間の黙祷の後、出席者から犠牲者に花を手向けた。

 台湾日本関係協会会長邱義仁(きゅう・ぎじん)氏は「10年が経ちましたが、日本人は機会があると、援助をしてくれた人々に感謝します。台湾はこのような民族性を持つ日本と友達になれたことを非常に嬉しく思い、台日の友情は固く長く続くでしょう」と語った。

 日本台湾交流協会台北事務所代表の泉裕泰氏は、震災で亡くなられた方々に哀悼の意を表すと同時に、「2019年台湾に赴任した当時から、どのような形で日本と台湾が築いた絆を深められるかと考えていました。そして再び台湾友人に日本を当時支援してくれた謝意を述べます。そのため、皆さんの協力の元、今年を『日台の友情が深まる年』とし、関連イベントを行っていきます」と述べた。

 古屋圭司議員はビデオメッセージで、「日本と台湾はどちらも地震頻発国であり、20年前に台湾で大地震が起きた時、日本は様々な支援を行いました。その後に起きた地震でも、同じように協力しました。そのため、3.11が発生した際に、台湾の支援金は世界いかなる国よりも多く、物質的にも精神的にも支えてくださいました。非常に感謝しております」と伝えた。

 公益財団法人日本台湾交流協会会長の大橋光夫氏もビデオメッセージで、「台湾友人たちの言動から勇気を得ました」と感謝の意を表した。

 日台交流協会は「東日本大震災10周年追悼感恩会」を行う前に、フェイスブックで3.11に向けの思いと冥福を祈るコメントを集めた。「日本、台湾のすべての住民が無事であることを祈ります!」「台日友好」「日本頑張れ、台湾も頑張れ」

 

(翻訳・北条)