ミャンマー国軍は2月1日クーデターを起こし、アウンサンスーチー国家顧問をはじめとする政府高官が逮捕された。その後のインターネット上の噂では、ミャンマー国軍が中国共産党の支援を受けていることが示唆された。報道によると、ミャンマー国軍が軍事クーデターを起こした際、国際航空便の閉鎖を発表したという。それに先立ち、中国共産党はすでに「防疫」を理由に、ミャンマーへの中国系航空会社の旅客便をすべて閉鎖していた。
その後、ミャンマーのメディアは、ミャンマー国軍政府が国際航空便を閉鎖した後、同日、雲南省昆明市からの貨物機5機がヤンゴン国際空港に到着したと発表した。これらの飛行機がミャンマーのネットワークを封鎖するための技術者を乗せていたのか、それとも民衆を鎮圧するための武器や軍隊を乗せていたのか、外界からの憶測を呼んだ。
ソーシャルメディアに掲載されている写真には、ミャンマーに到着した飛行機から荷物を数箱降ろす作業員が写っている。ミャンマーの国民は、ミャンマー国軍政府のネットワーク切断に協力するための中国側の技術設備ではないかと疑っている。
ラジオ・フリー・アジアによると、ミャンマーのアパレルメーカーの陳氏は、中国共産党政権がミャンマー軍事政変を支援するため、ミャンマー国軍にネットワークの切断技術や物資を提供していることが、ミャンマー国民の怒りを引き起こし、現地の中国人に八つ当たりされていると指摘した。2月17日午前からヤンゴン市ShwePyiThar(シュウェピィタール)鎮区にある中国国有企業江蘇国泰国際集団が投資したアパレル工業地が、ミャンマー人労働者に包囲され攻撃された。
中国中央メディアの元記者は、中国共産党中央宣伝部が中国系企業に対する包囲攻撃に関する報道を禁止し、中国側がミャンマー国軍のクーデターについて知らないと、報道の口裏を合わせて主張するようメディアに求めていた。ミャンマーにいる中国人の状況が窮状に立たされているため、それをあえて論じるメディアはさらに少ない。
(翻訳・藍彧)