民主党は米憲法修正25条に基づき、ジョー・バイデン大統領を罷免すると、ビル・クリントン元大統領の政治コンサルタントを務めたディック・モリス氏が近日衝撃的な発言をした。
米憲法修正第25条によると、米大統領と副大統領が、様々な原因でその職務上の権限と義務を遂行することができない、あるいは空席となった場合に後継者が選出されるという。25条修正案の第4節には、「副大統領および行政各部の長官の過半数、または連邦議会が法律で定める他の機関の長の過半数が、上院の臨時議長および下院議長に対し、大統領がその職務上の権限と義務を遂行することができないという文書による申し立てを送付する時には、副大統領は直ちに大統領代行として、大統領職の権限と義務を遂行するものとする」と書かれている。
モリス氏が7日ニュースマックスのインタビューで、「民主党はバイデン氏及びその政策を信頼できなくなり、民主党人は罷免の方法を検討しており、その意図はますます明らかになってきた」と述べた。
モリス氏によると、民主党人は大統領の中東戦争に対する一部決定権を取り消すよう求めているという。つまり、バイデン氏は米議会と協議しなければ、軍事攻撃を行使できない。直近76年間、同じ要求をされた米大統領はいないという。
モリス氏は、これらのことは民主党人が憲法修正第25条に基づき、バイデン氏をホワイトハウスから追い出そうとしている証だと考えている。
モリス氏の憶測も全く根拠がないわけではない。バイデン氏とハリス氏が就任して以来、ハリス氏は頻繁にバイデン氏の代わりに大統領の義務を遂行し、各国のリーダーと交流した。この他、近日30名の民主党議員はバイデン氏に、大統領が核兵器(核のフットボール)を発射する権利を移管するよう求めた連名書簡を送った。また、バイデン氏が3日のビデオ会議で「質問を喜んで受ける」と述べた後、ホワイトハウスの中継が原因不明で突然中断されたことなどが挙げられる。
(翻訳・北条)