ニュージーランドの西海岸である男性が一人でサーフィンをしていたところ、急な大波によって、無人の砂浜に流されてしまいました。切羽詰まったサーファーは、砂浜に「HELP」と書きました。すると奇跡的に近くにいた登山者がそれを見つけ、すぐに警察に連絡し男性は無事保護されました。
ニュージーランドのローカル紙『ニュージーランド・ヘラルド(New Zealand Herald)』の報道によると、プロサーファーのベン・シーランク(Ben Searancke)さんは2月17日、オークランド西海岸のカレカレ・ビーチ(Karekare Beach)で一人サーフィンをしていたところ、両足がサーフィンボードから離れてしまい、大波に石と石の間に流され、太ももをひどく負傷しました。その後も海流に流され、無人ビーチのマーサー・ベイ(Mercer Bay)まで流されてしまいました。
険しい崖を登り、低木林を抜け、助けを求めようとしましたが、太ももの怪我がひどくて、思うように体が動きませんでした。切羽詰まった彼は、やむを得ず映画のワンシーンのように、砂浜に大きく「HELP(たすけて)」と書き、救助を待ちました。
すると、まさかの奇跡が起こりました。ちょうどその頃、バネッサ・イングラハム(Vanessa Ingraham)さんは友達と砂浜の近くを登山していました。山から景色を見下ろした時、偶然にシーランクさんの遭難信号が目に入りました。最初は、イタズラかと思いましたが、イングラハムさんたちは、本当に遭難者がいることに気付き、警察に連絡しました。駆けつけた警察は砂浜にいるシーランクさんを見つけ、病院へ運びました。幸い、シーランクさんは大事に至りませんでした。
無事に救助されたシーランクさんは、助けてくれた人々に感謝の意を示しました。娘が5日前に生まれたばかりでしたので、助かったことに非常に幸運を感じ、感謝でいっぱいですと、取材人に語りました。
(翻訳・常夏)