米テキサス州の地方治安判事が1日、150件の選挙不正に関わったとして有罪判決となり、大統領選挙不正における大きな進展を見せた。
米テキサス州ローカルメディア「サン・アントニオ・ニュース(KSAT)」の報道によると、2018年にテキサス州メディナ郡の治安判事に就任したトーマス・ラミレス被告は選挙不正に関わったとして、2月9日バンデラ大陪審により起訴され、2月11日に逮捕された。同起訴は、2020年米大統領選挙の不正を巡る対立において、初めて実質的な進展を見せたと言われる。
ラミレス被告は治安判事でありながら、法律を無視し、選挙不正に直接関与していたことが、アメリカで大きな反響を呼んだ。
同報道によると、ラミレス被告はレオノール・リバス・ガルザ、エヴァ・アン・マルティネス、メアリー・バルデラマ3人とともに、メディナ郡において、組織的に選挙不正に関与、不法投票、投票もしくは投票の封筒を不法所持、不在者投票の詐欺など、多くの犯行で起訴された。
トランプ前大統領は2月28日、全米保守政治活動協議会(CPAC)の最後に講演を行い、2020年米大統領選挙で起きた様々な不正行為を再び暴露した。「この選挙は人為的に操作されたが、最高裁や他の裁判所は何もしなかった」「公正な選挙ができれば、結果は違ったと思う」とトランプ氏は述べた。
ラミレス被告の有罪判決は、トランプ氏が暴露した全米にわたる不正選挙への証左となった。
(翻訳・常夏)