トランプ氏の弁護士は3月5日、共和党の資金調達団体である共和党全国委員会(RNC)、全国共和党下院選挙対策委員会(NRCC)、全国共和党上院選挙対策委員会(NRSC)の3団体に対し、公式の資金調達に関する出版物や電子メール、商品などでトランプ氏の名前や肖像を使用することをやめるよう要求したとポリティコ紙が報じた。
ポリティコ紙は「トランプ氏は、共和党の弾劾投票に協力した組織が自分の名前を無断で使っていることに憤慨している。これらの組織は彼の許可を得ていない」と報じた。
同紙の報道によると、共和党全国委員会は5日、トランプ氏の感謝カードに彼らの名前を追加できるようにするため、支持者に寄付を求めるメールを2通送ったという。
2月21日、右翼系メディア「ゲートウェイ・パンディット」紙によると、ラリー・ジョンソン氏が上院少数党院内総務のミッチ・マコーネル氏の所属機関であるNRSCからメールを受け取ったという。メールの中には「今夜零時までに1000人の愛国者がトランプ氏と一緒に立ち上がる必要がある! 誇らしげのトランプ支持者であるならば、今がその時だ!民主党は2回の偽弾劾裁判でトランプ氏を有罪にしようとしたが、失敗した。トランプ氏の遺産を守りたいなら、今すぐあなたが必要だ」と書かれていた。同メールには寄付のための口座番号や寄付の方法も記載されていた。
ジョンソン氏は、NRSCのウェブサイト上で選挙論争に関する公式情報を見つけることはない。「このメールは明らかにより多くのお金を奪おうとしており、これらの寄付金はトランプの有権者を蔑ろにしている共和党幹部の懐に送られる」と非難した。
それに先立ち、マコーネル氏がトランプ氏前大統領の弾劾事件に対して反対票を投じた後、トランプ氏の2020年選挙に異議を唱えたことを強く非難し、1月6日の「連邦議会議事堂襲撃事件」をトランプ氏のせいにした。それに対し、トランプ氏が繰り返し彼を批判した。
(翻訳・藍彧)