カマラ・ハリス米副大統領は3日朝、オーストラリアのスコット・モリソン首相と通話し、中国問題を含む両国の協力関係の更なる強化について話し合った。バイデン氏に代わって大統領の権限を再び行使した。
ホワイトハウスが発表した声明によると、モリソン氏とハリス氏は、気候変動や中国、ミャンマーなどのグローバルな問題や、地域的な課題に対処する更なる協力について話し合った。 また、他の同盟国やパートナーと協力して経済回復を促進し、世界中の民主主義的価値観を前進させることの重要性についても合意した。双方は、インド太平洋地域及び他の地域での米豪協力の推進を約束した。
外国の国家元首への電話は通常、米国大統領が行うものであり、副大統領が代行することは非常に稀である。しかし、ハリス氏は副大統領として外国の指導者と直接通話するのは初めてではない。先月はバイデン氏の代わりに、フランスのマクロン大統領やカナダのトルド首相など複数の国家元首に電話した。この現象に再び外界の注目が集まった。
米国学者の章天亮教授は、バイデン氏が今、権力を失っていることを示す3つの大きな兆候があると示した。
第一に、バイデン氏はこれまで連邦議会で大統領演説を行っていないことである。慣例によると、米国の大統領は毎年2月に上下両院と最高裁判官の会議を招集し、大統領演説を行うという。講演内容には、これまでの主な決定事項や今後の計画などが含まれている。1981年以降、大統領は毎年のように議会演説を行い、これは大統領特権であり、非常に重要なことであり、すべてのメディアも全面的に報道する。
第二に、民主党の国会議員31人はこのほど、バイデン氏が有する核兵器の発射を決定する権限を放棄するよう提案したことである。章天亮教授は、大統領は三軍の総司令官であり、核兵器を使用するかどうかは大統領の判断に委ねられていると考えており、民主党の議員たちはなぜ、核兵器の決定権をバイデン大統領から回収するよう求めているのか。
第三に、ハリス氏は副大統領として、自ら他の国家元首に電話して、両国関係の将来の発展と協力の問題を話し合っていることである。章天亮教授は、大統領が公務を処理できなくならない限り、ハリス氏の行為は越権であると考えている。
バイデン氏の精神状態も外部から注目されている。オーストラリアの主流メディア「スカイニュース」が疑問を呈した。NewsmaxTVの司会者であるグラント・スティンチフィールド氏も番組で、マウントサイナイ医科病院の医療関係者がバイデン氏の30時間に及ぶ動画を見て、初期から中期の認知症と診断したと述べた。
(翻訳・藍彧)