トランプ米大統領(https://www.flickr.com/photos/n3tel, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons)

 米保守政治活動協議会(CPAC)の最終日である28日午後、トランプ氏はCPACで退任後の初の演説を行なった。ステージに上がる前にいつものようにアメリカ国旗を抱擁した。

 トランプ氏は「『新しい政党を始めるだろう』と言われているが、我々は新しい政党を始めない。我々には共和党があり、団結させれば以前のいかなるときよりも強くなる。私が新しい政党を始めたというのはフェイクニュースだ」と述べた。

 トランプ氏は続けて「たった一ヶ月で、我々は米国ファーストから米国ラストになった」「我々は再び彼ら(民主党)を打ち負かすだろう」「私があなたの側で戦い続けることをわかってほしい」と述べた。

 トランプ氏は演説においてバイデン政権の政策を批判すると同時に、共和党の未来方針を述べた。さらに上院少数党リーダーミッチ・マコーネル氏を非難し、ガンでなくなった保守派番組司会者ラッシュ・リンボー氏を称賛した。また選挙不正問題を批判した。

 トランプ氏はすでに大統領ではないが、多くの人にとって、彼は相変わらず保守派運動の事実上のリーダーである。彼の支持者と一部の反対者は、もしトランプ氏が選挙に出れば、2024年共和党の大統領候補になると考えている。

 CPACが28日に公表した世論調査によると、95%の共和党議員はトランプ氏の政策方針をトップアジェンダにする必要があると考え、68%の共和党議員はトランプ氏が2024年の大統領選に出馬することを望んでいるという。

 また、97%の共和党議員はトランプ氏の在任期間の成果を認め、55%の出席者はトランプ氏を共和党2024年の大統領候補に選んでおり、フロリダ州知事ロン・デサンティス氏は21%で2番目の候補となっている。

(翻訳・北条)