中国共産党中央規律検査委員会はこのほど、内モンゴル反腐敗事件を再び摘発された。李建平書記が権力を利用して30億元(約495億円)を横領し、さらに滑稽なのは、会長、部長、監事長を決めるために「じゃんけん」を使ったことで、ネットユーザーの間で話題を呼んだ。
中国の公式メディアによると、李建平氏はフフホト経済技術開発区の共産党委員会の元書記を務め、職務の便益を利用して、他人のプロジェクトの引き受けに加担し、賄賂を受け取り、その金額は最初の数万、数十万から次第に数百万、数千万まで増えていき、最終的には数億元を突破したという。事件が明るみに出た時には、更に2億元の資金を移転しようとしていた。これまでの「内モンゴル反腐敗闘争史上初の大事件」と呼ばれていた。
これに対して、中国のネットユーザーからのコメントが相次いでいた。
「汚職は省が経済的に発達しているかどうか、官位が高いかどうかで決まるものではなく、権力さえあればできることだ」
「私達のところなんか、ごろつきが村主任を務めている」
「内モンゴルの腐敗をしっかり取り締まるべきだ。特に県城や自治旗の役人の学歴、テストの成績を重点的に調べてみるべきである。コネで入ったのではないのか?小学校も卒業していないのに役人になっているところもあった。ひどい」
「役人の職務の高い低いにかかわらず、とにかく全部腐敗している」
「じゃんけんは笑けた」
(翻訳・藍彧)