米国連邦準備制度理事会の本部として機能しているエクルズ・ビル(AgnosticPreachersKid, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)

 米連邦準備理事会(FRB)が運営する決済システムが現地時間2月24日に数時間ダウンした。現在は復旧したが、連邦準備制度理事会の説明によると、原因は「操作ミス」であり、不正行為が疑われるような兆候はなかった。

 この「操作ミス」に起因するシステムダウンは預金取扱機関を接続する重要な自動決済システムを含む複数のサービスに影響を与えた。

 Fed ACHサービスの他にも、Check 21、FedCash、Fedwire、全国決済サービスなどのシステムが影響を受けた。

 ACHシステムの停止は、広範囲に影響を及ぼす可能性がある。このシステムは、給与、社会保障、所得税の還付金の直接入金、住宅ローンや公共料金の自動支払いを処理する。

(看中国記者・黎宜明)