(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 中国吉林省の新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)の再発から1ヶ月以上が経ったが、多くの地域は依然として封鎖されており、各地で自殺、殺人などの人災が多発している。通化市民によると、治療が間に合わずに病気で亡くなった人が多かったという。

 「大紀元時報」の報道によると、同市の王さんは19日、「外出禁止のため、同級生が昨日亡くなった。普段は透析のために病院に行かなければならないのに、封鎖されてから、治療に間に合わなかったので死亡した」と述べた。

 同市東昌区の高さんによると、現在はまだ封鎖中、「友人のマンションが封鎖されて、救急車を呼んでも来なかった、数時間待っても来なかったので、死んでしまった。葬儀場に連絡して、葬儀場の車に運ばれて行かれ、それでお終りだよ。更に、私たちは低リスク地域だったので、その間は2回の食料の配達しかしてもらえなかった」と述べた。

 同市は疫病の状況が悪化しているため、多くの団地が封鎖され、供給が追いつかず、多くの住民が食糧不足や食糧切れの状態に陥り、ネットユーザーがネット上で助けを求めるメッセージを書き込んだが、すぐに削除された。

 あるネットユーザーが1月23日に明らかにしたところによると、封鎖された男性が食糧切れのためにスーパーに食料を買いに行こうとしたが、防疫スタッフに阻止されて、ナイフを抜き出して防疫スタッフを刺したという。

 ネットユーザーが投稿したビデオによると、1月25日、ある団地で、中年の女性が10階から飛び降り自殺したことが分かった。

 2月12日の旧正月元日の夕方、男性住民が犬の散歩に出かけたところ、防疫スタッフに阻止されたため、男は激昂して帰宅してから包丁を持って再び犬の散歩に出てきて、防疫スタッフに悪口を言った結果、警察に逮捕され、10日間の拘留となった。

 当局の極端な封鎖により、民衆の多くが耐えられず、精神崩壊の瀬戸際になっている。

(翻訳・藍彧)

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