マイク・ポンペオ前国務長官は2月16日、米国が今対応すべき2つの大きな課題をツイートしました。1つは中国共産党の脅威であり、もう1つは米国の伝統への復帰です。この2つの課題を解決することで、米国の次世代の潜在力は無限になるだろうと指摘しました。
ポンペオ氏は1月20日の辞任以来、バイデン政権に中国共産党の脅威に厳しく対処するよう何度も促してきました。
バイデン氏は就任後、初の外交政策演説で、中国共産党を米国の「最も厳しいライバル」と認めながらも、米国の利益に合致するという前提の下で、北京との協力を排除しないと明らかにしました。
ポンペオ氏は、バイデン政権の中国共産党との協力に関する発言を認めません。バイデン大統領は米国人の保護を考慮すべきで、中国共産党が米国と全世界に挑戦することを厳粛に直視し、習近平主席の感覚を考慮する必要はないとみなしています。
ポンペオ氏は2月5日、オバマ政権の外交政策に戻ることはできず、米国を第一に考え、中国共産党に対して強硬な立場を取らなければならないとバイデン政権に警告したことをツイートしました。「重要なことは、中国共産党の宣伝ではなく行動を見て判断することだ」とバイデン氏にも警告しました。
また、2月9日のFOXテレビのインタビューでも、中国共産党の脅威に高い警戒心を持つことをバイデン政権に重ねて促しました。
ポンペオ氏は在任中、伝統への回帰の重要性を強調しました。昨年9月、国連総会で演説し、伝統的な道徳への回帰と人権擁護を呼びかけました。伝統に戻り、伝統的な道徳、哲学、宗教に焦点を当てることは、「世界人権宣言」の核心的権利であり、重要な仕事であると指摘しました。
(翻訳・柳生和樹)
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