連邦裁判所の16日の記録によると、CNNとNBCはそれぞれ、左翼組織のリーダーであるジョン・アール・サリバン氏に3.5万ドルを支払い、彼が撮影した1月6日に連邦議会議事堂で女性が銃殺された暴力事件の関連動画を買ったという。
裁判所の文書によると、複数の企業がサリバン氏に数万ドルを支払い、彼が議事堂内で撮影した暴力事件の動画を使用したという。同氏の弁護士が提出した領収書によると、CNNとNBCがそれぞれ3.5万ドル、テレビ制作会社Left/Right Productionsが5000ドル、オーストラリア放送協会(ABC)が2500ドルを支払ったという。弁護士はサリバン氏が当日に暴徒ではなく、記者として議事堂にいたことを法廷に証明しようとした。
同弁護士は、サリバン氏がソーシャルメディアを使い続けることは許可されるべきだが、「インサージェンスUSA」との関係を断ち切らなければならないと主張した。昨年夏にフロイド氏の死が全米で左翼デモを巻き起こした後、サリバン氏は「アフリカ系アメリカ人や先住民の声」を提唱することを目的として、「インサージェンスUSA」という社会組織を創立した。
サリバン氏は銃撃事件後、CNNの司会者アンダーソン・クーパー氏のインタビューを受け、彼が撮影した動画も放送された。
連邦裁判所に提出された宣誓供述書によると、連邦捜査局(FBI)はサリバン氏が携帯電話で録画してYouTubeに投稿した約90分の襲撃のオリジナル映像を検討した結果、同氏が単なる傍観者ではなく、暴動に参加していたことを確認した。
動画の中では、サリバン氏は他の人に議事堂への侵入を扇動しながら、ビルを燃やすように呼びかけていた。検察官は、実際には記者を装って暴力を扇動していたと述べた。
(翻訳・徳永木里子)
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