ザ・ヒルの報道によると、ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は2月16日、バイデン大統領は数ヶ月以内の間、外国の指導者に会うことができないと表明したという。
サキ氏は16日のホワイトハウスの記者会見で、バイデン大統領は就任以来、多くの外国の指導者と通話してきたが、それらのいずれかと直接会ったことはまだないと述べた。
バイデン大統領は22日、カナダのジャスティン・トルドー首相と通話した。1月24日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と通話した。また、英国、ドイツ、ロシア、日本、韓国、中国、オーストラリア、インドの首脳と電話で話した。
サキ氏の言ったことは矛盾している。カナダのトルドー首相の執務室は1月22日の声明で、トルドー氏とバイデン氏は「来月」(つまり2月)に会談することで合意したと述べた。これに対し、サキ氏は、2人の指導者がテレビ会議を通じて会う可能性が高いと説明した。
バイデン氏は16日に初の国内訪問を行い、ウィスコンシン州で行われたCNN市役所イベントに出席した。現在、ホワイトハウスはバイデン氏がいつ海外を訪問するかを明らかにしていない。
しかし、カマラ・ハリス米副大統領は16日、カナダのジャスティン・トルドー首相との通話後、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と通話した。また、1月にWHOのテドロス・アダノム事務局長とも通話をした。
ニューヨーク・ポスト紙によると、これらの通話は副大統領の外交における役割を高めたという。マイク・ペンス前副大統領は時折、外国の指導者と電話で直接話したことがあるが、その役割は大体トランプ前大統領が担っていた。
ハリス氏が最近、外国の首脳に何度も電話をかけていることに対して、米保守系メディアのナショナル・パルスは、「新政権が発足してわずか数週間で、副大統領が世界の主要指導者と接触しているのはおかしい」と批判した。
(翻訳・藍彧)
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