トランプ米大統領(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 トランプ米前大統領は2月17日(水)、政権交代後初の公開インタビューを受けた。共和党の組織に失望を示し、党内の一部の人は自分を支持していないと述べ、2020年の大統領選への批判を改めて表明した。

 トランプ氏はFOXニュースに対し、「バイデン氏を大差で打ち負かしたが、民主党が同じような状況(選挙に勝利したが再選できない)であれば、全国で暴動が起きるだろう。共和党内で得るべき支持を得られなかった」と述べた。

 米紙「ザ・ヒル」は、これらの言論はトランプ氏が共和党に失望していることを表すと考えている。

 トランプ氏は共和党のどの党員に対して不満であるかを明かさなかったが、前日にはミッチ・マコーネル上院院内総務がリーダーとして相応しくないと述べた。

 2月13日に弾劾案が終了した後、マコーネル氏はトランプ氏の選挙不正に関する発言が1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件につながったとコメントした。

 ケンタッキー州ネルソン郡の共和党員は、ケンタッキー州選出のマコーネル氏に上院少数党院内総務を辞任するよう求めた。理由は同氏が2月13日にトランプ氏を非難した発言と、ウォール・ストリート・ジャーナルでトランプ前大統領に対して中傷するコメントを掲載したことが挙げられる。

 ネルソン郡共和党の議長であるドン・スラッシャー氏は2月16日の声明で、トランプ氏がマコーネル氏の指導能力を疑う書簡を発表した際、現地の共和党委員会を代表してマコーネル氏の辞任を呼びかけると述べた。

(翻訳・北条)

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