米国防総省のジョン・F・カービー報道官は2月2日、ロイド・オースティン国防長官が海軍のニミッツ空母打撃群をインド太平洋に進入するよう指示したと発表した。
カービー氏は、「軍隊配備のあらゆる決定は、地域への脅威に基づき評価している。米国が大平洋の大国であり、そこに責任を持っている。国防長官は中国(中国共産党)が国防総省の最大の挑戦であると考えている」と強調して述べた。
米軍は1月24日、セオドア・ルーズベルト空母打撃群が23日、南シナ海海域での航行自由を確保するために南シナ海に進入したと発表した。また、ロナルド・レーガン航空母艦は引き続き横須賀の米海軍基地に駐留する。ニミッツ空母打撃群がアジア太平洋に入ってから、米軍三大空母打撃群はアジア太平洋に集まっている一方で、中東には空母がないという状況になった。オースティン国防長官は、中東の米軍がいかなる敵にも対抗できるほど強いと信じているとカービー氏が述べた。
最近、中国共産党政権はその近隣地域で一連の軍事的挑発を発動している。
1月20日のバイデン大統領就任後、中国共産党の大量の戦闘機が台湾の防空識別圏に進入した。1月27日に中国共産党の政府報道官が台湾に対する武力行使を放棄しないと公言した。
インドメディアの報道によると、1 月 25 日に中印国境で激しい衝突が発生し、中国兵士20 人とインド兵士 4 人が負傷したという。
1月27日から30日まで、中国共産党軍は南シナ海の雷州半島西側海域で軍事訓練を行い、船舶の進入禁止を宣言した。2月1日に中国共産党の「海警法」の新版が施行され、中国共産党の海上警備隊が宣告した領海内で外国船舶への発砲や、紛争中の新南群島で他国が建設したいかなる建物を破壊することできると主張した。
外部は、米国が同盟国を支援し、中国共産党を抑止するために、3つの空母打撃群をインド太平洋地域に集中させ、中国共産党からの軍事的脅威の拡大に対応したものだと考えている。
(翻訳・徳永木里子)
==看中国(Vision Times Japan)の許可を得ることなく、記事や写真、イラスト、動画等のコンテンツを複製、配布、送信、転載することはできません。==