アウンサンスーチー氏の自宅でのバラク・オバマ氏とヒラリー・クリントン氏(Pete Souza, Public domain, via Wikimedia Commons)

 ミャンマーのグローバリストでリベラル派のアウンサンスーチー氏は、米民主党高官の親密な盟友であると、米メディア「ナショナル・ファイル(National File)」が2月1日に報じた。彼女はヒラリー・クリントン元米国務長官、バラク・オバマ元大統領、億万長者のジョージ・ソロス氏との関係が非常に深い。

 同紙によると、ヒラリー氏は2011年にアウンサンスーチー氏と初対面してからすぐに親密な関係を築き、「戦略的協力」を始めたという。

 ヒラリー氏は著書『困難な選択(Hard Choices)』の中で、「ミャンマーのこの有名な政治家について長年関心を持っていて、私たちはようやく対面した」、「昔からの知り合いのような気がして、すぐに古い友のように話し、戦略を考え、笑い合った」と記した。アウンサンスーチー氏もヒラリー氏を絶賛した。ヒラリー氏は、アウンサンスーチー氏に2012年のミャンマー選挙で議会の席を獲得するよう提案したため、アウンサンスーチー氏のミャンマーでの本格的な政治キャリアがスタートした。

 アウンサンスーチー氏は、オバマ前大統領からも大きな支持を受けていた。1990年代から2000年代にかけて、アウンサンスーチー氏は反ミャンマー政府の活動に参加して繰り返し逮捕された。オバマ氏はミャンマー当局に彼女の釈放を頻繁に呼びかけていた。2012年、オバマ前大統領が米国の「議会名誉黄金勲章」を彼女に授与した。アウンサンスーチー氏は「私の人生で最も感動したできごとの一つである」と述べた。

 その後、オバマ政権はミャンマーに制裁を課し、アウンサンスーチー氏が政治的役割を果たした場合に限って制裁を解除すると堅持し、2015年の彼女の台頭を促した。

 アウンサンスーチー氏のもう一人の重要な盟友は、億万長者のジョージ・ソロス氏である。オープンソサエティ財団(OSF)は、1994年から「ミャンマー・プロジェクト」を立ち上げ、長年ミャンマー政府に対抗してきた。ミャンマーのメディアによると、ミャンマーで活躍する100以上の非政府組織がソロス氏の資金支援を受けており、そのため、ソロス氏がミャンマーの政治を操っていると考える人が多い。

 「ナショナル・ファイル」は、ミャンマーの国民民主連盟(NLD)のリーダーであるアウンサンスーチー氏が、憲法上では国家指導者としての資格を満たしていないにもかかわらず、事実上の国家指導者であることにも言及した。 彼女は、代理人であるウィンミン大統領を通じてミャンマーを実際支配している。

(翻訳・藍彧)

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