中国科学技術部の官員によると、中国では現在、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)のワクチン16種が臨床試験中で、そのうちの1種はすでに条件付きで発売されているという。
しかし、台湾の中央感染症指令センターの陳時中指揮官は、中国の現在の3種類のワクチンはいずれも効果がないと繰り返し警告している。彼は、中国初のワクチンは現時点では関連情報がないため、議論の対象にはならないと示した。2つ目のワクチンはブラジルで接種した保護力は50.4%しかなく、全員接種しても集団免疫効果に達することができなくて、後からもっと良いワクチンが出てきたら再接種しなければならない。3つ目のワクチンについては、保護力は約48%しかない。
なぜ中国製のワクチンの保護力が低いと言ったのだろうか?現在、新型コロナウイルスは常に変異を繰り返しているからである。リアルタイムのウイルス変異追跡プラットフォーム「Nextstrain」が発表したデータによると、2021年1月現在、全世界で3931種類のウイルス遺伝子型が存在しているという。
同プラットフォームによると、疫病発生初期に収集された新型コロナウイルス株の遺伝子型(19A)の数は、昨年10月以降、徐々に減少しているという。ブラジル(501Y.V3)、南アフリカ(501Y.V2)、イギリス(501Y.V1)など、最新の変異ウイルスの感染者数が毎日増えている。
中国製のワクチンの保護力が限られているだけでなく、米国のファイザー社製のワクチンも例外ではない。
希望の声によると、マサチューセッツ州の2人の下院議員、スティーブン F. リンチ氏とロリ・トラハン氏は新型コロナウイルスのワクチンを接種後、次々に陽性反応が報告されている。特にリンチ氏は2回目のワクチン接種を受けており、2回の接種でも感染する可能性があることを浮き彫りにしている。
民主党のマサチューセッツ州のスティーブン・F・リンチ下院議員は29日、新型コロナウイルスの陽性反応を示した。リンチ氏は1月20日以前に、ファイザー社のワクチンの2回目の投与を受けていたが、大統領就任式に登場する前に陰性と判定された。
マサチューセッツ州のもう1人の民主党下院議員ロリ・トラハン氏は28日、新型コロナウイルスの陽性反応が出たと発表した。先週初めてワクチンを接種した。彼女も代理人を頼んで議会の採決に出席した。
米国では、少なくとも2320万人が予防接種を受けている。米国疾病対策予防管理センター(CDC)は、ワクチンを接種した民衆にマスクを着用し、安全なソーシャルディスタンスを維持し、まめに手を洗うなどの安全措置を継続するよう提案している。CDCガイドは、患者自身が無症状であっても、ワクチンを接種することで他人へのウイルスの感染を防げるかどうかはまだわからないとしている。
(翻訳・藍彧)
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