米メディア「ポリティコ」のベテラン記者、タラ・パルメリ氏が1月29日、MSNBCの番組で、トランプ氏前大統領が退任してから政治的影響力を失ったのではなく、実際にはもっと多くの人気を博したと述べた。米民間におけるトランプ氏への考え方が、多くの人の想像が異なっていることを左派メディアの記者が珍しく認めた。
フロリダ州共和党下院議員マット・ゲーツ氏が近日、ワイオミング州共和党下院議員リズ・チェイニー氏を追放するキャンペーンを行ったため、パルメリ氏は現場でインタビューした。
「人々はトランプ氏に反対するいかなる情報をも聞きたくない。実質上、トランプ氏がメディアから離れれば離れるほど、(皆さんに捧げられる)殉教者になり、その人望はすでにほかの共和党者を超えている」とパリメリ氏は述べた。
パルメリ氏によると、民衆の「圧倒的な」共通な認識は、チェイニー氏の弾劾投票は「ワイオミング州」を代表していないため、「退任すべきだ」としている。チェイニー氏は1月13日にトランプ氏への弾劾投票を投じた10名の共和党議員において最も職位の高い一人だ。最新の世論調査では、チェイニー氏の2022年の連任への支持率が13%に下がった。
また、パルメリ氏は現地の多くの人はマスクを着けておらず、新型コロナウイルスワクチンを信頼していないことに言及した。メディアで報じられている死亡者数は誇張されたものであり、2020年の大統領選は合法的ではないことや1月6日連邦議会議事堂襲撃事件はアンティファによるやらせだと考える人もいる。
「ワイオミング州では、多くの人は彼らは真の共和党人ではなく、ただトランプ氏を支持している人だと感じている。弾劾によってトランプ氏の支持層はますます強くなり、影響力が増したと思う」とパルメリ氏は付け加えて言った。
これと同時に、ワイオミング州の共和党議員ジョン・クロス氏とレジー・ストルツファス氏は1月29日に、6月14日を同州の「ドナルド・J・トランプの日」にすることを提案した。6圧14日はトランプ氏の誕生日である。彼らは同法案は「米国史上最も偉大な大統領の一人を褒めたたえる」ためだと主張した。
トランプ氏はかつてワイオミング州で暮らしたことがないが、2016年と2020年いずれも同州で楽勝した。
(翻訳・北条)
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