ここ数日、北京では感染者が急増している。深刻地区の大興区にある南郊腫瘍病院は休診した。中国共産党の政治的核心地の西城区でも陽性が確認された。
北京市衛生健康委員会の1月25日の通知によると、1月24日0時から24時までに、新たな感染者3人と無症状感染者1人、及び海外からの無症状感染者1人が確認されたという。新たな感染者3人はいずれも大興区から来ている。
別の2人は1月19日、20日、21日の3回のPCR検査の結果はいずれも陰性で、1月22日に濃厚接触者として、医学的観察のため集中隔離を行った。しかし、1月23日に咽頭の乾燥などの症状が現れ、1月24日にPCR検査の結果が陽性となった。
1人の現地の無症状感染者も大興区に住んでいる。
また、19日からわずか数日間で、大興区は16のコミュニティと2つの村を閉鎖した。
疫病は非常に急速に拡大していることを示している。
天宮院海子角コミュニティの呉さん(仮名)は大紀元時報(エポック・タイムズ)の取材に対し、「封鎖しても、制御できるとは限らない。日常生活が維持できるよう、ふさわしい方法を考えてほしい」と述べた。
彼女は「村が封鎖されたので、仕事ができないためお金を稼げないのに、野菜を含めて物価は急上昇している。更に、外出できないので、お金があっても買えない」
彼女は、当局が市民の生活を考えずに、実績や権力だけを考えていると批判した。
河北省邢台市南宮市では1月25日、新たに4人の感染者が報告された。1月16日から25日まで、南宮市では、ドアや家を封鎖して自宅で隔離する厳しい対策を実施してから丸10日間が経っていても、疫病の収束が見られない。
報道によると、1月24日0時から24時まで、邢台南宮市では新たに4人の感染者が確認された。現在、同市では累計66人の感染者が確認されたと報告されている。
ネットユーザーが投稿した動画によると、当局は多くの大型バスを何台も出動させ、飛鳳団地の住民を全員引き離そうとしている。全員が防護服を着ており、すでにバスに座っている人もいれば、バスに向かって歩いている人もいるという。ペットを自宅に残して、餌や水を用意していた住民もいた。
動画では、隔離用の部屋の設備も紹介されており、シングルベッドと簡易寝具、電気ストーブ、水洗トイレとシンクなどがある。ネットユーザーはまた、隔離された場所で提供された簡単な洗面用具と食事をも投稿した。
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(翻訳・藍彧)
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