古代中国文化における干支
干支(かんし、えと)は、十干と十二支を組み合わせた60を周期とする数詞であり、古代中国にはじまる暦法上の用語として使用されている。一般的に、中国で天干地支(てんかんちし)と言われる。
十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の漢字であり、十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12の漢字である。十干と十二支を合わせて干支と呼ぶ。一つの干支の循環が60年間を渡る。例えば、甲子年、辛丑年、庚子年など。
現在、十二支も鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・馬・羊・猿・鶏・犬・豚の12の動物との関係が設定されている。
庚子年と米大統領の繋がり
2020年は中国の伝統的な暦では庚子の年だ。多くの人にとって、これは非常に悪い年で、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)が世界的に猛威を振るってから、米国の大統領選挙不正波紋などの重大事件に至るまで、国際社会の注目を集めている。あるネットユーザーが目にしたのは、前の庚子年に当選した米大統領が任期中に全員死亡したことだ。
米国の初代大統領は、国父と呼ばれるジョージ・ワシントン氏で、世界初の「大統領」を称する国家元首だった。任期は1789年から1797年まで。
この時から、米国が初めて遭遇した庚子年は1840年だ。第9代大統領のウィリアム・ハリソン氏はこの年に当選したが、1841年に就任の一カ月後に病気で亡くなった。
2番目の庚子年は1900年だ。第25代大統領ウィリアム・マッキンリー氏が2期目で当選した年だが、1901年に暗殺された。
3番目の庚子年は1960年だ。この年に当選した第35代のケネディは1963年に暗殺された。
庚子年は米大統領の運命と本当に密接な関係があるのか。誰も知らない。ただの偶然かもしれない。
(翻訳・柳生和樹)
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