ジョシュ・ホーリー上院議員(ミズーリ州・共和党) と エリス・ステファニク下院議員(ニューヨーク州、共和党)(Public Domain via Wikimedia Commons)

 1月22日、 ジョシュ・ホーリー上院議員(ミズーリ州・共和党) と エリス・ステファニク下院議員(ニューヨーク州、共和党) は、国際社会に中共ウイルス(新型コロナウイルス、SARS-CoV-2)の起源追及と、中国共産党当局に賠償を求める決議案を再提起した。

 今回の決議案は昨年3月にすでに提起されたものである。ホーリー上院議員は国際社会に中国の感染情報隠ぺい問題を調査するよう呼びかけている。ステファニク下院議員は下院でも同決議案を導入した。

 同決議案は世界保健機構(WHO)に、中国共産党が感染を蔓延させ、国際社会と感染が厳重な国への損害を具体化し、損害賠償を求めるシステムを考えるよう求めた。

 ホーリー議員は声明の中で、「米国で第一例の中共ウイルスの感染者が確認されてからすでに1年が経った。しかし、この致命的な感染ウイルスの起源についてのいかなる信頼できる調査を、中国共産党はいまだに拒んでいる。今までバイデン氏が褒め称えているWHOは、よく言えば能無し、悪く言えば中国共産党のパシリである。我々は、中国共産党がいかに無責任で中共ウイルスのパンデミックをもたらしたのかを知るためにさらなる努力が必要で、そしてその責任を追及しなければならない」と述べている。

 二人の議員が提起したタイミングは、バイデン大統領がWHOへの復帰を表明したことと重なっている。

 WHOの科学者は先週中国に到着し、ウイルスの起源調査を始めた。しかし、北京からの阻害が懸念されている。過去数か月、中国共産党はたえずWHOと調査項目について駆け引きをしてきた。

 ホーリー氏とステファニク氏は、WHOの調査団が中国に派遣した研究員によると、「中国共産党の罪を証明する」調査ではないということに気づいていたため、中共ウイルスの起源についてWHOに調査を督促するようバイデン氏に要求した。

 ステファニク氏は、バイデン氏はWHOに中国共産党を手伝ってウイルス感染の偽情報を流した問題を追及する権利があると述べている。

 「バイデン氏はWHOに重要な改革を求めずに復帰したのは、理にかなっていない。バイデン氏は米国人のために立ち上がって、米国人の利益が無視されたときに、WHOのような米国納税者が提供した資金の国際組織に、責任をもとらせるべきだ」

(翻訳・北条)

==看中国(Vision Times Japan)の許可を得ることなく、記事や写真、イラスト、動画等のコンテンツを複製、配布、送信、転載することはできません。==