最近、共和党上院議員の中には、トランプ前大統領の弾劾裁判に反対する声を上げる議員が増えている。これにより、トランプ氏を有罪にするのに十分な票を得ようとする民主党の希望はさらに薄くなった。
大紀元時報（エポック・タイムズ）の統計によると、現在は29人の共和党上院議員が公然と声を上げ、元大統領を裁判するのは違憲であり、時間の無駄だと主張している。
マイク・ラウンドス上院議員は1月24日、NBCの「ミート・ザ・プレス」の番組で、「今のドナルド・トランプ氏は元大統領である。憲法の一部では、議員は現職大統領を弾劾することができるが、現職でない人を弾劾することができると書いていない」と述べた。 マルコ・ルビオ上院議員は「フォックス・サンデー・ニュース」で、「私は初めての投票で拒否権を行使して、この弾劾を終わらせる」と述べた。
ウィスコンシン州のロン・ジョンソン上院議員は先週の声明で、「前大統領の弾劾裁判は違憲であり、非常に危険な前例を作ることになると思う。憲法には、一般市民になった元大統領の裁判は規定されていない。どこにそんな権限があるのか」と書いた。
彼と、テッド・クルーズ氏やティム・スコット氏を含む他の26人の共和党上院議員は、弾劾裁判に反対していると述べた。
ほぼ全ての民主党議員がトランプ氏を「反乱を扇動」したとして有罪にすることに投票すると表明している。しかし、民主党はトランプ前大統領を有罪にするためには、少なくとも17人の共和党上院議員を説得して支持してもらわなければならない。アメリカ史上、上院弾劾裁判を経て有罪判決を受けた大統領は一人もいない。
（翻訳・藍彧）
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