米国司法省は、ペンシルバニア州の女性容疑者がナンシー・ペロシ下院議長の事務所からパソコンを盗んだとして、告発されたことを発表した。同容疑者は月曜日、ペンシルバニア州の中央地区で逮捕された。通報者は同容疑者が盗んだパソコンをロシア対外情報庁に売り渡すつもりだと主張しており、FBIが真相を調査している。
FOXニュースの報道によると、ペンシルバニア州の女性、ライリー・ジューン・ウィリアムズ容疑者は、議会議事堂への不法侵入、現場での暴力行為、治安を乱した罪で起訴された。
通報者によると、ウィリアムズ容疑者はパソコンをロシアの友人に送り、その友人がロシア対外情報庁に売り渡す計画であったが、何らかの理由で頓挫し、パソコンはまだウィリアムズ氏が持っているか、既に壊されている。FBIはこの問題について、まだ調査中だと述べた。
ペロシ議長の副補佐官ドリュー・ハミル氏は1月8日のツイートで、議会が攻撃されている最中に、誰かがペロシ議長の事務室からノートパソコンを盗んだことを認めたが、「ただプレゼンテーション用ノートパソコン」と述べた。
ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)が引用した『澎湃新聞』の報道によると、ペロシ議長のノートパソコンが、1月6日の議会への攻撃中で引退した米陸軍大佐によって盗まれ、ペロシ議長がオレゴン州のポートランド市長に送った1通のメール内容が公開された。メールでは、市内の民族デモや衝突への対応方法や、トランプ大統領に全ての罪を被せるようにと書かれていた。
しかしペロシ議長とポートランド市長はこのメールの存在を否定しており、ペロシ議長の副補佐官は議会の侵入で盗まれたパソコンがプレゼンテーション目的で使われていると強調している。
(翻訳・神谷一真)
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