1月17日(日)、インドネシアの国家防災庁によると、1月15日(金)、インドネシアの西スラウェシ州でマグニチュード6.2の地震が発生した、既に77人が死亡、820人が負傷、2700人が地域を出ることを余儀なくされた。気象・気候・地球物理庁(BMKG)のドウィコリタ・カルナワティ長官は、余震が続けば津波を引き起こす可能性があると述べた。
緊急事態は2週間続く
ロイターの報道によると、地震の震源地は西スラウェシ州マジェネ市の北東へ6キロメートル、震源の深さは10キロメートルである。インドネシアの国家防災庁の報道官は、地元で強盗などの事件を防ぐために警察を配置したと述べた。また、災害救援のために宣言された緊急事態は2週間続くとも語った。
人々は逃げ、家は倒壊、電力は中断
おびえた人々は逃げ回った。多くの人が山や狭い避難所で避難していた。旅館2軒、知事室、ショッピングモール1棟を含めた一部の建物が倒壊した。また橋の損傷により、道路は少なくとも1本遮断されていた。
台湾の中央社は、ある病院が全壊し、十数名の患者と従業員が瓦礫の中に閉じこめられたと報道した。ソーシャルメディアの動画には、住民がバイクで高所に逃げる様子や、一人の子どもが瓦礫に埋まっており、他の人が素手で瓦礫を取り除こうとしている様子が映し出されていた。
インドネシアの捜索救助機関は、少なくとも1つのレストランが倒壊したことを確認した。インドネシアの国家防災庁は、地震により少なくとも3回の山崩れが起き、電力供給が遮断された。
洪水と火山噴火 終わらない災害
この他に、年初から現在までの半月以内で、インドネシアでは洪水や火山噴火などの災害が断えなかった。北スラウェシと南カリマンタンでは洪水が起き、それぞれ少なくとも5人が死亡。西ジャワでは、少なくとも29人が土石流で死亡。東ジャワではセメル山が噴火したが、死傷者や避難の報告はされていない。
(翻訳・神谷一真)
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