トランプ大統領は米国時間の12日午後、アメリカとメキシコの国境を視察するためにテキサス州を訪れ、演説を行った。これは1月6日以後、トランプ大統領が初めてメディアに姿を現した。
アラモ市での演説で、トランプ大統領は言論の自由が大きな脅威に晒されていることに言及した。民主党の第25修正案に基づく弾劾について、トランプ大統領は自身への脅威とならないとし、かえってバイデン氏らを不利な立場にさせる可能性があると述べた。「ばかげた弾劾は多くの苦痛をもたらし、国を危険に晒している」
トランプ大統領は次期政権に国境の壁を維持し、不法移民を取り締まる政策の継続を望んでいる。これらが廃止されれば、米国社会に大きなダメージを与えることになる。アメリカと世界はこの1年で大きな試練と危機を経験し、今は国が回復しなければならないとし、国民が冷静で平和であることを願っている。
トランプ大統領は演説の中で、両党の間には政治的な違いはあるが、アメリカを守り、国土安全を守るために合意に達してもらいたいと繰り返し強調した。
テテキサス州アラモ市に450マイル以上の国境の壁が完成した。アラモはアメリカの歴史において重要な位置を占めている。テキサス独立戦争(1835年~1836年)におけるアラモの戦いは、アメリカにとって、200人の兵士全員が戦死した1941年のパール・ハーバーに相当するものであった。そのため、アラモの戦いはアメリカの精神の代名詞となり、自由意志の下での勇気と犠牲精神の象徴となった。
(看中国記者・黎宜明/翻訳・藍彧)