ドナルド・トランプ米大統領とその支持者のアカウントをブロックしたツイッターやフェイスブックが反発を呼んでいます。アメリカのノースアイダホ州に拠点を置く通信会社のYour T1 WIFIは、今週水曜日(13日)からフェイスブックとツイッターをブロックすると発表しました。同社は電子メールで、ツイッターが先週、トランプ大統領のアカウントを永久的にブロックして以来、顧客から苦情が寄せられていると述べました。「大勢の顧客」がツイッターやフェイスブックのコンテンツ検閲に不満を示しました。そのため、顧客の要求に応じて、今週水曜日から、ツイッターとフェイスブックをブロックします。
一方では、フェイスブックやツイッターが新たな言論検閲に乗り出したことで株価が暴落しました。ツイッターの株価は月曜日のオープン時に10%以上下落し、410億ドル(約4.25兆円)の時価総額は25億ドル(約2600億円)以上蒸発しました。同日、フェイスブックも2%近くの株を失いました。その時、フリーランスのソーシャルメディア「ギャブ(Gab)」は、多くのユーザーが殺到したほか、シリコンバレーのテック業界からも数千件の求職履歴書が届いており、人気が爆発的に高まっています。
先週末、ギャブの公式ツイッターアカウントは、米大手テック企業の従業員の約半数が現在、ギャブで働くために退職を希望していると初めて発言したとフォックスニュースが11日に報じました。パニックに陥ったシリコンバレーでは、撤退が開始されました。ギャブも11日、大手テック企業を辞めてギャブで働こうとする人が数千人に急増していることを明らかにしました。ギャブは保守的なソーシャルメディアで、2016年には左派が攻撃を開始し、Google Playストアから削除されました。その年の6月、アップルは同様の理由でギャブをApp Storeから削除したとテッククランチ(TechCrunch)が2017年8月に報じました。2019年にはアマゾンもギャブとのビジネス関係を断ち切っていました。
大手テック企業の協同的な弾圧に対応して、ギャブは主流サービスや機構から完全に脱却し、完全に自分の所有に属するすべてを確立しました。ギャブの創業者兼CEOのアンドリュー・トーバ氏は、自身のインフラストラクチャーの物流上の制限があるにもかかわらず、最速のスピードでサーバーをサイトに追加しています。多くのユーザーがツイッターから脱出するにつれ、ギャブは1日100万人近くのユーザーを増やしており、数時間ごとに数百万人のトラフィックが増加しています。
(翻訳・藍彧)