「看中国(ビジョン・タイムズジャパン)」が11月13日に掲載した読者投稿『誰が大統領になるべきか?小学生でさえ分かる単純な答え』には、次のような興味深い親子の対話がありました。
話し合っていると、小学4年生の子供が口を挟んできた。「誰が大統領に選ばれたの?」
私は「選挙の不正があったからまだわからない、裁判所の判断に時間がかかるかもしれない 」と答えた。
明らかに私の答えに満足していないようで、「誰が大統領に選ばれたの」と尋ね続けた。
私、「学校のテストである学生が、自分で問題を解いて70点を取り、カンニングしてさらに20点を取り、合計90点になったとする。この場合、先生は彼に何点を与えるのでしょうか?」
「彼は点数をもらえない」
「それはどうして?」
「ずるをしたから彼の点数は取り消される」
「よく答えてくれたね。メディアはバイデン氏の票がトランプ氏より多いと言っていたが、バイデン氏の票には大規模な不正がある」
「分かった、バイデン氏の票は無効となり、トランプ氏が当選だ」
「その通りだ。もし裁判所が公平に裁決すれば、トランプ氏は次の大統領に選ばれるべきだ」
しかし、実際にはトランプ陣営が提起した選挙不正をめぐる訴訟は米最高裁によって棄却され、米連邦議会の合同会議でもバイデンが次期大統領になることが確定されました。つまり、米最高裁と連邦議会は選挙不正の確固たる証拠を無視し、大多数のアメリカ人の意思に反した決定を下したのです。もし不正をしても米国大統領になれるなら、米最高裁と連邦議会は一体どのようにして米国民の利益を守り、その代弁者になれるでしょうか。
では、現職のアメリカ大統領として、トランプ大統領はどのように行動するのでしょうか。自分自身が真にアメリカ国民から選ばれた大統領であると知りながら、腐敗した最高裁と連邦議会に屈して大統領の職務をバイデン氏に引き継ぐならば、かえって米国と米国民に対して無責任ではないのでしょうか。
日本時間の1月8日、トランプ大統領は最新の演説を行いました。多くのネットユーザーはこれはトランプ大統領の敗北演説ではなく、かえって最高裁と連邦議会の間違った決定を見直す行動をトランプ大統領が取ることを暗示していると考えています。
米東部時間11月10日に遡れば、米国務院記者会見において、国務院がバイデン氏の政権移行チームと引き継ぎをされるかという質問に対し、マイク・ポンペオ米国務長官ははっきりと「二期目のトランプ政権に対するスムーズな引継が行われるだろう」と答えました。
米東部時間11月13日、ホワイトハウス報道官を務めるケイリー・マケナニー氏はトランプ陣営の上級顧問として、FOXニュースビジネス番組のインタビューを受けました。司会者に「トランプ氏はバイデン氏の就任式典に出席されるのか」と聞かれたとき、マケナニー氏は「トランプ大統領は二期目の任期を勝ち取れることと信じており、私も彼が自分の就任式典に出席すると考えています。実際に彼はそこにいなくてはなりません」と答えました。
ポンペオ氏は米国史上稀に見る優れた外交官で、頭の回転が速くロジカルな物言いです。マケナニー氏は図星を指す弁舌で注目されるホワイトハウス報道官です。二人とも数えきれないほどの記者会見を経験しており、記者の質問に対する答え方を誰よりも心得ているはずです。しかし、前で述べたような返答は全く余地を残しておらず、なぜこれほどまで断言できるのか不思議に思えるほどです。唯一考えれる解釈として、トランプ陣営は、民主党の選挙不正に関する証拠のみならず、バイデン氏とペロシ下院議長を捕まえられる確かな証拠をも握っていることしかないでしょう。
リン・ウッド弁護士とシドニー・パウエル弁護士はそれぞれかつてトランプ大統領に「反乱法」の発動を助言し、反逆罪で選挙不正とその他厳重な罪を犯した政治家を逮捕することを望んでいました。
トランプ大統領の任期は1月20日までであり、任期が満了するまで軍の最高司令官でもあります。そのため、トランプ大統領は「反乱法」を発動し、軍隊を出動させて選挙不正とその他の重罪を犯した者たちを逮捕することができます。このような状況でも、バイデン氏は次期大統領になれるのでしょうか。
(文・揚思/翻訳・北条)
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