警察の暴力を訴える民衆、ホーリー議員引き続き投票結果に異議を唱える姿勢
1月6日の米議会で発生した暴力騒動に関して、米メディア『ザ・ゲイトウェイ・パンディット(The Gateway Pundit)』は、アメリカ人が望んでいるのは自由と真実であり、平和的な抗議を原因に警察に殴られることではない、と述べた。一部の抗議者によると、首都にいた頃は平穏だったが、その後警察は暴力的になり、平和的で武器を持たない私達に銃を発砲した。またある抗議者は、警察が理由もなく抗議者に催涙ガスを発射して、棒で人々を殴るのを見たと話した。
加えて、米議会は1月6日の夜に会議を再開した。ホ-リー上院議員(ミズーリ州)は議会議事堂での暴力事件を非難する一方、ペンシルべニア州での投票結果に引き続き異議を唱えると主張した。
報道によると、議会が合同会議を再開した後、未完結だったアリゾナ州の投票結果の討論が続いていた。ホーリー議員は次のように述べている。「去年は米国にとって最悪の1年だった。法執行機関に対する多くの暴力行為が起こった。今日、我々は議会議事堂で彼らを見た。この国では、暴力はあなた方に良い結果を残すことはない。」
続いてホーリー議員は、議会で選挙結果に対し異議を唱え、議論する重要性を強調した。彼は、ペンシルべニア州の郵送された投票用紙とその合法性に疑問の声を上げた。彼は「ペンシルべニア州の議員は憲法の規定に関係なく、昨年、通常の郵送投票を許可する新しい法案を可決したが、同法案は違憲である。議会はこれ機に何千万人もの米国の人々に思いに応えるような、積極的な措置を取ることを期待している」と述べた。
ランクフォード上院議員、選挙に不服申し立て、数百万人の米国人の声が消された
オクラホマ州の共和党上院議員ジェームズ・ランクフォード氏は、1月6日の議会で、トランプ大統領の支持者が2020年の選挙に懸念を示さないように告げられているようだと述べ、アリゾナ州での選挙の投票結果に反対していた。
「米国が議会を開くのは、国家の分裂を防ぐためであり、上院の規則が、米国の全ての意見に耳を確実に傾けるようにすることで、問題の解決に繋がる。そして今、国家の憲法上の危機は、何百万もの米国人が『座れ、口を閉じろ!』と告げられているが、実際、彼らの意見は非常に重要である」
ランクフォード議員は、投票結果に反対した13人の上院議員の1人であり、彼と他の10人は、選挙不正の申し立てを検討するための選挙委員会の設立も求めた。 彼らは、議会長がそのような委員会を設立しなければ、特定の州の投票に反対すると述べたが、委員会は未だに設立されていない。
ランクフォード議員は5分間持論を繰り返す時間があったが、彼の弁論中に議会議事堂に突入した抗議者により、議会が一時中断した。
(翻訳・神谷一真)