中華民国海軍の軍艦(イメージ:Facebook動画のスクリーンショット)

 複数の台湾メディアの報道によると、中華民国国防部は最近、中華民国国軍の現在実施している防衛作戦戦略が変わっていないと公言した。

 記者は5日、国防部の記者会見で、中国共産党勢力の脅威に対して、今後の国軍の防衛作戦戦略を「共同防空、共同制海、共同陸上防衛」に変更する可能性があるかと質問した。これに対し、中華民国国防部の史順文報道官は、軍事戦略と全体的な防衛構想が依然として「戦力の保護、沿岸での勝利、海岸での殲滅」であると答えた。

 これまでのところ、将来起こりうる中国共産党軍による大規模な侵略に対して、国軍の作戦戦略は「戦力の保護、沿岸での勝利、海岸での殲滅」である。つまり、第一防衛線は海軍と空軍を主として、中国共産党軍の攻撃を海上で阻止する。第二防衛線は変わらず海軍と空軍を中心に、近海で中国共産党軍の主力と決戦を繰り広げる。第三防衛線は陸軍が中心として、沿岸部に侵入した敵軍を全滅するように努める。

(看中国記者・黎宜明/翻訳・徳永木里子)