血の月(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 最近、台湾嘉義市の一部の人々が夜空に「赤い月」が高く垂れ下がっているのを発見し、その特殊な光景が公開された後、すぐにネチズンの間で議論を巻き起こした。中には「921」震災前の赤い月を思い出し、「2021年の災害の前触れか」と心配する人もいた。

 「緑豆嘉義人」というFacebookページは1日に赤い月の写真を共有し、夜空に月がぶら下がり、「2021年の最初の赤い月 」であるが、特別なことは、一般的な色ではなく、血の赤の神秘的な雰囲気と書いた。記事はすぐに議論を巻き起こし、ネットユーザーは、「怖そう」、「すごくきれい」、「赤い月」というメッセージを残した。台湾の台南市と高雄市でもネットユーザーは、赤い月を見てきたと述べた。

 中華民国の中央気象台によると、太陽光が地球の大気を通過すると青い光が散乱してしまうが、地球の大気の屈折効果により、太陽光に含まれる赤い光が直射日光の当たらない月の表面に偏向するため、皆既月食の月は血のような濃い赤色に見えるそうである。

(翻訳・徳永木里子)