米海軍は、中国共産党の将来の軍事的挑戦に対応した無人艦隊を構築するため、大型無人水面艦(LUSV)、中型無人水面艦(MUSV)、超大型無人潜水艦(XLUUV)の調達を加速する計画だと、米メディアが報じた。
「フォーブス」の23日の報道によると、米海軍最高司令官のマイケル・ギルデイ海軍作戦部長は、中国共産党をはじめとする国防戦略の中で、無人軍艦が将来の艦隊で重要な役割を果たすとして、優先プロジェクトの一つに挙げられたと報じた。
同紙はまた、現在の米海軍の艦隊構成によると、中国の軍事力を海上で抑制・防御しようとするならば、米海軍は海を渡って中国の隣接海域で任務を遂行しなければならず、中国の軍用機や潜水艦、対艦ミサイルの脅威に直面することは避けられず、中国の海上衛星からも監視されることになるという。そのため、米海軍は人手を必要とする重くて高額な軍艦にすべてのリスクを負わせるのではなく、犠牲を少なくして水兵を危険に晒さない低コストの選択肢を求めている。
海軍ニュースによると、米海軍はこのたび、大型無人水面艦を研究するメーカー6社を選定したという。選定されたメーカーは、ハンティントン・インガルス・インダストリーズ、ロッキード・マーチン・コーポレーション、ボリンジャー造船所、マリネット・マリーン(FMM)、ギブス&コックスの海軍造船会社の6社などを含む。
報道によると、大型無人水面艦艇の長さは200フィート~300フィート、排水量は1,000トン~2,000トンという。海軍は、商業船の設計をベースにした大型水面無人艦が低コスト、高耐久性、再構成可能で、様々なモジュール式ペイロード、特に対潜戦(ASW)と攻撃ペイロード、主に対艦ミサイルと地上ベースのミサイルを搭載するのに十分な能力を持つことを期待している。
(翻訳・藍彧)
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