12月23日、トランプ米大統領は米下院と上院を圧倒的多数で通過したばかりの国防権限法(NDAA)に拒否権を行使した。
トランプ大統領は12月17日、同法案は他国からの米軍撤退を認めないため、拒否権を行使するとツイートしていた。
このツイートの中で、トランプ大統領は「国防権法に拒否権を行使する、これで中国は非常に不満になるだろう、中国はこの法案が大好きだ。ナショナル・モニュメントを保護し、遠くの非常に不毛な土地から軍隊の撤退を可能にするために、第230条を終了しなければならない」と述べた。
一部の共和党議員は、国防権限法を承認したものの、トランプ大統領の拒否権の行使を支持するとの見解を示した。
また、トランプ大統領のツイートで言及されている「第230条」は、ソーシャルメディアプラットフォームの後ろ盾になっていることが多い。同規定はソーシャルメディアプラットフォームが利用者の内容に責任を持たず、善意に基づく過激な内容を制限する権利を与えた。Facebook、Twitter、Googleは同規定を利用し、オンライン上の情報をフィルタリングしている一方で、訴訟に直面したとき自らを守り、結果として勝訴することが多い。
(看中国記者・成容/翻訳・北条)