米駆逐艦USSマケイン(DDG56)が南シナ海を通過している。(イメージ:アメリカ海軍第七艦隊Facebookより)

 中国共産党南部戦区の田軍里報道官は22日、米駆逐艦USSマケイン(DDG56)が、中国共産党の許可なく南シナ海の島の近くの海域に侵入し、中国海軍と空軍に追い払われていることを明らかにした。

 中国軍艦の挟み撃ちに米軍艦がどのように対応したかについてはまだ情報がない。しかし、中国海軍が直面しているのは一艘の駆逐艦だけではない可能性が高い。米第7艦隊の公式Facebook投稿によると、USSマケイン(DDG56)は当時、フランス海軍と日本の海上自衛隊との任務を遂行していた。米軍はまた、マケインはスプラトリー諸島での航行権と自由を有しており、国際法に違反していないと述べた。米駆逐艦は当時、日本の空母やフランスの原子力潜水艦との合同演習を行っていた。

 コメンテーターの李正浩氏は、演習が行われていたのであれば、マケインが自分で離れて南シナ海の島々に行くべきではなかったと考えている。マケイン号には日仏の軍艦のほか、対空ミサイルやBG109トマホーク巡航ミサイルが搭載されており、中国共産党が島や岩礁に築いた軍事基地をいつでも吹き飛ばすことができた。つまり、当時の中国海軍は駆逐艦だけではなく、空母の戦闘集団を相手にしていたことになる。

(翻訳・藍彧)