ジョン・ラトクリフ氏とトランプ大統領(Office of Congressman John Ratcliffe, Public domain, via Wikimedia Commons)

 12月6日、ジョン・ラトクリフ国家情報長官はFOXニュースのインタビューで、今回の米選挙には確かに外国勢力からの干渉があったことを暴露し、中国共産党が疫病を利用して米選挙に影響を与えたことを明らかにし、初めて選挙の不正行為についての見解を表明した。

 中国共産党が米国と自由世界にとって最大の脅威であることを警告する本をウォール・ストリート・ジャーナルに掲載したばかりのラトクリフ氏は、このインタビューでこの点を改めて強調した。諜報機関の集計によると、中国(中国共産党)が米国にとって最大の国家安全保障上の脅威であることを示したという。

 ラトクリフ氏は司会者のマリア・バルティロモ氏に、中国共産党は武漢肺炎(新型コロナウイルス感染症、COVID-19)を利用して選挙を妨害したと語った。

ラトクリフ氏は、世界的なCOVID-19パンデミックのウイルスに高い伝染性があることを中国共産党は既に知っていたが、中国から世界各地に拡散させたと指摘した。国内では意図的に疫病の状況を薄め、外部では世界保健機関にプレッシャーをかけ、ウイルスを世界中に拡散させた。ウイルスは世界経済を破壊し、アメリカ人の数十万人を含む数百万人の命を奪っただけでなく、同時に、悪い政治的影響を引き起こした。米国では、疫病の状況は人々の投票対象にとどまらず、投票方法にも影響を与えた。

 国家情報長官として、ラトクリフ氏は最も包括的な最新情報を入手し、大統領に直接報告することができる。総選挙以来外国勢力が選挙に干渉しているという噂について、ラトクリフ氏は今回初めて確認し、また2016年には早くも米情報機関は外国勢力が米国の選挙に干渉していることを指摘していたことを明らかにした。

 ラトクリフ氏は選挙不正問題についても初めて見解を公開し、トランプ弁護団の関連訴訟は裁判所が解決しなければならないと主張した。「これらの選挙問題は誰がどの席に座るのか、バイデン政権になるかどうかということに関係している」

ラトクリフ氏は、今回の大統領選までに米国民が大規模な郵便投票を行ったことがないとして、郵便投票は選挙結果に多くの疑問を抱かせる原因になっていると主張した。彼は選挙不正が全米に広がっており、調査すべきだと考えている。

(看中国記者・肖然/翻訳・藍彧)