ジョージア州での「上院を守る」集会(イメージ:ツイッター動画のスクリーンショット)

 12月5日、ドナルド・トランプ米大統領は夫人を伴い、ジョージア州での「上院を守る」集会に参加した。彼は演説の中で、選挙に負けてはいない、米国のために決して妥協しないと強調し、2021年1月5日の上院再選挙で積極的に投票することを有権者に訴えた。集会の現場では、熱狂した数万人の民衆が「トランプのために戦う」のスローガンを唱えた。

 集会は午後7時から始まり、メラニア大統領夫人が登壇し、トランプ氏を支持した人々に感謝の意を表し、全員に投票を呼びかけた。「上院での議席を維持しなければならない。決して沈黙せず、出てきて投票し、みんなの法的権利を行使してください」

 その後、トランプ大統領は選挙後初の公開演説を行った。

 彼は、今回の総選挙に勝ったと強調した。「再選で票を増やして負けた現職大統領は一人もいない。2020年には2016年より1100万も票が増えた。党内の一次候補で75%を獲得した人は負けたことがない、私は党内の一次投票で94%を獲得した。フロリダ州とオハイオ州に勝ったが総選挙で負けた人は一人もいない、私はこの2州を取った。2020年の上院選で共和党は依然として過半数を維持しており、下院は1席も失っていないうえに、更に13席を獲得した」

 トランプ氏は、在任中の4年間で歴史上最大の成果を収め、ワシントンの政治の泥沼を一掃し、再び偉大なアメリカにするための戦いは始まったばかりだ。選挙に負けたら、今最も喜ばしいのは中国共産党とイランだろうと述べた。

 「ワシントンの泥沼化した政治の汚水を清め、国を救うのはアメリカの運命だ! 私たちは最後まで戦い、決して諦めず、引き下がらず、妥協せず、私たちは永遠に降伏しない。なぜなら私たちの心には赤、白、青(アメリカ国旗の色)が流れていて、そして私たちはアメリカ人だからだ」

 同演説で、トランプ氏はジョージア州知事に圧力をかけるよう有権者を促し、知事と州務長官が表に出て公正な発言をするよう呼びかけた。

(看中国記者・肖然/翻訳・藍彧)