最近バイデン氏に報道官に任命されたジェニファー・サキ氏は、共産主義を意味する鎌と斧のシンボルが入った帽子をかぶっている写真で脚光を浴びた。
11月29日、バイデン氏は7人の女性広報高級官員を任命した。そのうちの一人で、オバマ政権時代は元ホワイトハウス広報部長だったサキ氏が報道官に就任した。その直後、ソーシャルメディアのユーザーが2014年1月にロシア大使セルゲイ・ラヴロフ氏やロシアの女性報道官マリア・ザハロワ氏と一緒に写っている写真を上げた。写真では、サキ氏は赤い五つ星と共産党の鎌と斧のシンボルが入ったピンクの帽子をかぶっている。
Am intrigued how Lavrov & “The Russians” coerced you to pose here while wearing a Soviet headdress with the hammer and sickle emblem – which was a symbol of murderous terror in Eastern & Central Europe. You could just simply admit catastrophically bad judgment and apologise? pic.twitter.com/WsSMDSodl9
— Gray Connolly (@GrayConnolly) December 2, 2020
この写真がインターネット上で拡散した後、「USA Today」はサキ氏の潔白を示すためにこの写真について「事実確認」し、帽子は贈り物だと主張し、ネット上の記述は「文脈を欠いている」と述べた。
トランプ氏の息子ドナルド・トランプ・ジュニア氏は「なぜいわゆる 『事実確認 』をするのか。 …… 彼女が共産主義の帽子をかぶっているのは事実だ!!! マスコミが民主党のために隠蔽するのをやめれば、ある程度の信憑性はあるだろうけど」と嘲った。
共和党上院全国委員会顧問のマット・ウィットロック氏は「『事実確認』ではない。写真をチェックして『文脈が必要』と言っている。率直に言って、それはオーウェル的な発言だ」とコメントした。
保守系メディア「デイリー・コーラー」のヴァージニア・クルタ副編集長は「共産主義のシンボルを身に着けながらアメリカを代表できるのか。こんな背景が世間に受け入れられるのか」と反問した。
Townhall.comのライターであるガブリエラ・ホフマン氏はツィッターで、「文脈が足りない? 申し訳けないが、これは許せない」「ナチズムやナチスのシンボルを忌み嫌うなら、共産主義の鎌や斧も忌み嫌うべきだ。ここで(自分の)無知を主張することは受け入れられない。 ……」と強気なコメントをした。
(看中国記者・端木珊/翻訳・北条)