米国東部時間11月14日、ワシントンD.C.のトランプ氏の支持者

 ペンシルベニア州連邦裁判官パトリシア・マッカロー氏は11月27日、ペンシルベニア州政府が2019年に署名した郵便投票77号法案は違憲であり、同州の選挙結果の認証を暫く禁止するとの判決を下した。

 11月25日から27日までの間、ペンシルベニア州議会で選挙不正に関する公聴会が行われた後、マッカロー裁判官は評価を行い、27日の夜に意見書を発表した。

 マッカロー裁判官は意見書の中で、憲法は(州)立法機関に対し、憲法改正なしでの不在者投票権の拡大を認める仕組みを提供していないと書いた。この意見は、マッカロー裁判官がペンシルベニア州の選挙結果の認証を阻止する一部の理由でもある。

 ペンシルベニア州のキャシー・ボックバー州務長官は、11月24日にペンシルベニア州の選挙結果をバイデン氏が80,555票で勝利したと認証した。その後、同州のトム・ウルフ知事もこの結果を発表した。

 ペンシルバニア共和党の8人の議員が直ちに、連邦裁判官にペンシルバニア州の選挙結果の認定に対する緊急禁止令を請願した。彼らは訴訟書の中でペンシルバニア州知事のウルフ氏が2019年10月31日に署名した郵便投票77号法案が同州憲法に違反し、今年の総選挙における77号法案の実施も違法であると告発した。

 そのため、マッカロー裁判官は11月25日、27日の州議会の公聴会終了後までペンシルベニア州の選挙結果の認定を一時的に停止する命令を出した。

 ペンシルベニア州議会は27日、公聴会の後、今年の選挙でペンシルベニア州の投票用紙の郵送、投票、集計のプロセスに多数の不正があったことを認め、州知事と州務長官に対し、彼らが行った選挙結果の認証を取消、無効にするよう求める共同決議案を提出した。

 11月28日には、ペンシルベニア州議会の上院議員ダグ・マストリアーノ氏は、ペンシルベニア州議会はまた別の決議案を提出し、州議会が憲法権力を行使して選挙人団の代表を決めることを発表した。

(看中国記者・程雯/翻訳・藍彧)