米国東部時間11月14日、ワシントンD.C.のトランプ氏の支持者

 今週、ペンシルベニア州のキャシー・ボックバー長官は、一連の法的訴訟が未決の状態で州の2020年大統領選挙の認証を実施すると発表したが、その動きはすぐに大きな挑戦を受けた。11月25日(水)、ペンシルベニア州連邦裁判所の裁判官は、ペンシルベニア州の選挙の認証を停止し、11月27日に選挙公聴会が開催されるまで州の認証を行わないよう要求した。

 トランプチームの高級法律顧問のジェナ・エリス氏は25日、「ペンシルベニア州の裁判所は、選挙公正性事件において、第77条(郵便投票)の合憲性に異議を唱えた」と発表した。エリス氏は裁判所の判決が「重要だ」と述べた。

 裁判所の声明によると、被告側(州政府)は選挙認証活動を中止し、11月27日午前11時30分に裁判所の公聴会に出席する必要があるという。裁判所のこの決定はトランプ氏の法曹団に促されたものだ。

 判決が出された同日、ペンシルベニア州議会はゲティスバーグ市で選挙調査に関する初の公聴会を開いた。公聴会で、トランプチームは選挙を疑う証拠を示した。トランプ氏の顧問弁護士ジュリアーニ氏は会議で、選挙は憲法を遵守した上で行うべきだと述べた。彼は、ペンシルバニア共和党が支配する州議会に対し、選挙を守る義務を履行し、有権者が憲法のルールに則った投票を実施できるよう促した。

 米国の英文紙The Epoch Timesの報道によると、関連訴訟はペンシルベニア州の共和党員8人が11月21日に提起したもので、訴訟相手はペンシルベニア州民主党のトム・ウルフ知事、ボックバー州務長官などが含まれている。

 この訴訟は、ウルフ知事が2019年10月31日に郵便投票法77条に署名したことで、ペンシルベニア州憲法に違反していると告発している。

(翻訳・藍彧)