Spyseの解析結果(Spyseウェブサイトのスクリーンショット)

 米大統領選におけるドミニオン社(Dominion)の不正関与疑惑が深まる中、ドミニオン社に関する内幕情報が徐々に掘り起こされていく。 最近、一部のコンピューター専門家が同社のサブドメインを解析し、ドミニオン社のサブドメインが中国のデータセンターに直結できることを発見した。

 11月18日、ツイッターアカウント「321C」というサイバーセキュリティの専門家が、ドミニオンのサブドメインである「dominionvotingSYSTEMS.com」を分析したところ、そのドメインサーバーの記録に中国の泉州などというところにあるデータセンターにつながることを発見した。つまり、ドメイン名「dominionvotingSYSTEMS.com 」が泉州にあるデータセンターによって分析されている。同データセンターのインターネットサービスプロバイダが 中国電信(China Telecom )であることを突き止めた。

 さらに、「dominionvotingSYSTEMS.com」の別の記録では、香港のデータセンター、「Power Line Data Center」と関連している。

 「Power Line Data Center」と似たデータセンター「POWER LINE (HK) CO LIMITED」が2017年に、いわゆる「第三者中立データセンター」として香港に設立された。注目すべき点は、当該データセンターの公式サイトの情報によると、中国移動通信、中国聯合通信、中国電信の3回線を利用して中国に接続している。また、ウェブページで使われているテキストはすべて簡体字であり、香港人が使用する伝統的な繁体字ではない。同サイトのカスタマーサービスは中国国内でよく使われるソーシャルソフト「QQ」を利用している。

 「POWER LINE (HK) CO LIMITED」というデータセンターがdominionvotingSYSTEMS.comに直接関連する「Power Line Data Center」データセンターであるかどうかは確認できていないが、両者の共通点は「Power Line」という名前と、どちらも香港に位置していることだ。

 本稿を執筆した時点では、他にドミニオンと中国のデータセンターとの直接的なつながりを確認できるソースがないが、多くのネットユーザーが同ツイートをリツイートしていた。

 保守派テレビ「ニュースマックス」のホワイトハウス特派員エメラルド・ロビンソン氏も、コンピューターの専門家がドミニオンのシステムを分析し、ドミニオンのサブドメインが中国のデータセンターにまでさかのぼる可能性があることを発見したと、関連するツイートをリツイートしている。

(看中国記者・端木珊/翻訳・北条)