11月22日、元連邦検事で弁護士のシドニー・パウエル氏(Sidney Powell)のツイッターアカウントが凍結された。トランプ大統領の弁護団は同日夜に、パウエル弁護士が独力で弁護士業務を行っており、トランプ弁護団のメンバーではなく、大統領の個人的な弁護士でもないことを表明した。
パウエル氏はCBS放送で、トランプ陣営の決定を理解することを表明した。
「私は引き続き、アメリカの国民を代表して戦い続ける。国民は、トランプ氏と共和党を選んだが、DominionとSmartmaticに票を奪われた。私たちは間もなく訴訟を起こす。何が起こるかわからないが、我々はアメリカ合衆国の基盤を守り抜く」
トランプ弁護団のベテラン弁護士リン・ウッド(Lin Wood)氏もツイッターで、「パウエル氏は私と似た者同士だ。私たちは異なる法律分野で同じクライアント・アメリカ国民のために戦っている。アメリカ国民はトランプ氏の再任を選んだ。すべての利益がかかわっている」とパウエル氏を支持する意思を表明した。
ツイッターには「間もなく大きな事件が起こるだろう。ジュリアーニ氏の率いるトランプ弁護団の訴えは、トランプ氏の大統領選の結果のためだが、パウエル氏はトランプ氏からお金を受け取らず、彼のチームにも所属していない。彼女は我々有権者を代表して、大統領選挙の不正、違憲と反逆罪、すべての詐欺と違法行為を訴えている。共和党員にも犯罪に関与している人がいるから、パウエル氏はトランプ弁護団に所属しない方がいい。トランプ氏はこれで二刀流になる」というコメントがあった。
時事評論家の秦鵬さんは「ソフトウェアの不正行為の調査により、共和党や政府部門内での深刻な腐敗やクーデターを含め、打撃範囲が広すぎるため、パウエル氏は今、共和党を代表して弁護士活動をするのは不適切である。かえって、アメリカ国民を代表した方がいい。戦略的な一時的な分離であり、根本的な矛盾が存在しない。トランプ陣営にとって、今最も重要なことは、大統領選に勝つことであり、取捨選択をしている」と述べた。
(看中国記者・肖然/翻訳・柳生和樹)