米国東部時間11月14日正午、ワシントンD.C.で「マーチ・フォー・トランプ(March For Trump)」パレードが開催された。

 今年の米総選挙に干渉した疑いのあるドミニオン投票システム社の副社長エリック・クーマー氏は、過激派組織アンティファのメンバーである。クーマー氏は9月に行われたアンティファの会議で、「トランプ氏が選挙に勝利しないことを保証する」とわめいた。

 米保守系サイトGateway Punditによると、エリック・クーマー氏は2010年に米国エンジニアリング副社長としてドミニオン投票システムに入社した。履歴書によると、彼はカリフォルニア大学バークレー校を卒業し、核物理学博士の学位を獲得した。その後、クーマー氏はドミニオン戦略・セキュリティ部門の副社長に昇進し、昨年に、彼は再び昇進した。

 アンティファに紛れて捜査を行うFEC(Faith in Education Business、意訳:信仰教育事業)の共同創設者ジョー・オルトマン氏は先日、米国の保守派ブロガー・作家・政治評論家のミシェル・マルキン氏とのインタビューで、「クーマー氏はドミニオン投票システムの取締役であり、この会社の大株主でもある。彼の多くの特許は他の投票システム会社にも使われている」と述べた。

 今年9月、オルトマン氏はアンティファの会議に参加していた。会議で彼は初めて「クーマー」という名前を聞き、彼がドミニオン社から来たことを知った。

 「クーマー」と名乗る男がアンティファのメンバーに「圧力をかけ続ける必要がある」と語った。オルトマン氏は「クーマーは誰だ」と聞くと、「クーマーさん、彼はドミニオン社の人だ」と答えがあった。

 また、当時の会議でクーマー氏は「トランプ氏が選挙に勝ったらどうするのか?」と聞かれた。クーマー氏は「選挙のことは心配するな、トランプ氏は勝てない、それは保証できる!」と答えてから笑いが止まらなかった。

 しかし、当時、オルトマン氏はドミニオン投票システムについて何も知らなかった。選挙後のニュースで「ドミニオン投票システム」の話を聞いてから、「ドミニオンのクーマー氏」が答えた9月のアンティファ会議での発言を思い出した。

 その後、オルトマン氏はエリック・クーマーを調査し始めた。クーマー氏がアンティファの支持者であるだけでなく、トランプ氏をひどく憎んでいることが分かった。クーマー氏はかつて自分のフェイスブックに「警察、死ね」「大統領、死ね」と書いた。この投稿は後にクーマー氏によって削除された。

 先週、オルトマン氏は上述したことをツイートし、クーマー氏が2020年の大統領選挙に干渉した疑いがあると非難した。その後、彼のツイッターアカウントは閉鎖され、本人も多数の匿名の人から死の脅迫を受けている。

 実際、ドミニオン投票システムの開発当初から、クーマー氏はドミニオン投票システムの操作可能な脆弱性の疑惑を回避しなかった。2016年、彼はイリノイ州の選挙官員にドミニオンの投票ソフトを推薦した際に、権限さえあれば集計システムのデータベースに直接アクセスして、投票結果を変更できることを公言していた。

(翻訳・藍彧)